豆から挽く全自動コーヒーメーカー3機種を比較 シロカ・ツインバード・Toffy
豆から淹れると香りが違うのは分かっていても、毎朝ミルを回してお湯を沸かすところまでは、なかなか続きません。その工程をまとめて引き受けるミル内蔵の全自動から、シロカ SC-A211(10,820円)、ツインバード CM-D457(41,800円)、Toffy K-CM9(29,700円)の3機種を選んで比べました。選ぶときに見るのは、ミルの方式、挽き目の段階、一度に入れる水の量、本体の大きさの4つです。
用途別の選び方
- 挽いた粒の大きさを揃えたいなら → ツインバード CM-D457
ミルは低速臼式のフラット刃で、挽き目は細・中・粗の3段階です。3段階のどれで挽いても粒の大きさが揃っていたと、実機を試した記事にあります。焙煎度に合わせた挽き目と湯温の目安も公表されています。 - 挽き目を段階で区切らずに決めたいなら → Toffy K-CM9
挽き目は調節ダイヤルで決めます。3機種のうち、挽き目を無段階で選べるのはこの機種だけです。 - 一度に淹れる量を多くしたいなら → Toffy K-CM9
給水タンクは650mLまで入り、1杯から5杯までを選べます。一度に入れる水の量は3機種のうちいちばん多くなります。 - 置き場所の高さに余裕がないなら → シロカ SC-A211
高さは27cmで、3機種のうちいちばん低くなります。
比較早見表
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価格・レビュー評価は2026-09-21時点で取得したものです。変動するため、最新の情報は各リンク先でご確認ください。
シロカ SC-A211:挽き方は任せて、置き場所を取らない
¥10,820
こんな人に向く台所に置ける場所が限られている方。挽き方は機械に任せて、まずは挽きたてを毎朝続けたい方
価格は10,820円で、3機種のうちいちばんリーズナブルです。豆を入れてスイッチを押せば挽きたてが出てきます。違うのは、挽き目を選べないことです。中細挽きに固定されていて、粗さを決めるダイヤルがありません。
フィルターは洗って繰り返し使えるメッシュ式で、紙を買い足さずに済みます。そのかわり、淹れ終わるたびに本体のふたとミル付きバスケット、メッシュフィルターを外して洗い、乾かす場所も要ります。紙代はかかりませんが、毎回3つを洗うことになります。毎日淹れるつもりの方は、ここが分かれ目になります。
保温は30分で切れます。そのあとはサーバーに残ったぶんが冷めていきます。朝に淹れて午前中ずっと飲む、という使い方には向きません。
高さは3機種のうちいちばん低く、奥行きもいちばん短くなります。ただし給水タンクは外れません。右側の上のふたを開けて水を注ぐ作りなので、置いたままふたを開けられる場所を選ぶことになります。
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| 評価軸 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| モールの評価 | 4.29 / 5 | 382件で4.29。件数は3機種のうちいちばん多く、平均はいちばん低くなります。 |
評価されている点
- 本体は幅17.3×奥行22×高さ27cm、重さは2.2kg(サーバー含む)です。価格.comのレビューでも、項目別の平均はサイズが5点満点の4.71で、コーヒーメーカーというくくりの平均3.98を上回っています。
- フィルターは洗って繰り返し使えるステンレスメッシュ式で、紙フィルターを買い足す必要がありません。豆の油分まで抽出されます。
- ミル付きバスケットは取り外して丸洗いできます。
- 蒸らし機能があり、淹れたあとは30分保温されます。
- 豆と粉のどちらからでも淹れられます。設定する項目が少ないぶん使い方で悩まずに済むという声も、価格.comのレビューに出ています。
指摘されている弱点
- 挽き目は中細挽きの1種類で、粗さを変えられません。仕様欄にある「ミル段階」の1と2は1〜2杯用と3〜4杯用の区別で、挽き目はどちらも中細挽きです。
- プロペラ式ミルのため、ミル付きバスケットの中にコーヒー豆が一部挽かれずに残ることがあります。豆の焙煎状態や保管状態によって粒度は変わり、特定の粒度を保証するものではないと、メーカーの製品ページに注記されています。
- タイマー予約はありません。
- 保温性の評価は高くありません。価格.comの項目別の平均は5点満点の3.02で、コーヒーメーカーというくくりの平均3.86を下回っています。あまり高い温度にはならないという声も出ています。
- 洗うパーツが多いという指摘が出ています。本体のふた、ミル付きバスケット、メッシュフィルターを分けて洗い、乾かす場所も要るという声が価格.comのレビューにあります。項目別の平均でも、手入れのしやすさは5点満点の1.71で、コーヒーメーカーというくくりの平均4.01を大きく下回っています。
- 給水タンクは取り外せません。本体の右側上部を開けて水を入れるため、その空間が要るという声と、注ぎ口が狭くて水がこぼれやすいという声が、価格.comのレビューに出ています。項目別の平均でも、使いやすさは5点満点の3.01で、コーヒーメーカーというくくりの平均4.25を下回っています。
- メッシュフィルターに穴が開いたという報告が複数出ています。豆を挽くときに豆が当たって傷むようだという声と、買い直すと4000円ほどかかり、フィルターだけを買うなら本体をもう一台買うか悩む値段だという声が、価格.comのレビューに出ています。
- 味の評価は二つに分かれています。雑味が少なくすっきり淹れられるという声と、粉っぽく感じるという声の両方が価格.comのレビューにあります。同じ価格.comの総合満足度は10件の平均で5点満点の2.71、コーヒーメーカーというくくりの平均は4.24です。
ツインバード CM-D457:低速臼式ミルで粒を揃えて、湯温も選べる
¥41,800
こんな人に向く挽いた粒の大きさを揃えたい方。淹れたらすぐ飲み切るご家庭
ミルは低速臼式のフラット刃です。実機を試した記事では、3段階のどれで挽いても粒の大きさが揃っていたとされています。挽き目を変えて淹れ比べるときに、粒のばらつきを気にせずに済みます。
湯温は83℃と90℃の2段階です。買ってきた豆が変わっても、湯温と挽き目のほうで合わせられます。
3杯ぶんで12分ほどかかります。本体が豆を挽き、湯を沸かし、シャワードリップで注ぎ終わるまでの時間です。動かしているあいだの音は大きく、実機を試した記事では地下鉄の車内と同じくらいとされています。起きてすぐ一杯、という淹れ方には向きません。
淹れたあとの保温は20分で切れます。
水はガラスサーバーで量ります。水タンクが本体に固定されていて、内側に目盛りがないためです。続けてもう一度淹れるなら、先にコーヒーの入ったサーバーを空にして洗う必要があります。
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| 評価軸 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| モールの評価 | 4.54 / 5 | 253件で4.54。3機種のうちいちばん高い平均で、件数は真ん中です。 |
評価されている点
- ミルは低速臼式フラットミルで、挽き目を細・中・粗の3段階から選べます。
- 湯温を83℃と90℃の2段階から選べます。メーカーのよくある質問には、まず中深煎りの豆を中挽き・83℃で淹れるという目安が出ています。苦味やコクを好むなら細挽き、酸味を好むなら粗挽きという挽き方の目安も添えられています。
- 同じ豆を83℃と90℃で飲み比べた実機を試した記事では、83℃は酸味と苦味のバランスがとれてまろやか、90℃は酸味が抑えられて苦味が立ったとされています。
- 細・中・粗の3段階で挽き分けても粒の大きさは均一だったと、実機を試した記事にあります。摩擦熱が生じにくい形の刃です。ただし同じ書き手は、実際の挽き目は細挽き・中細挽き・中挽きくらいのサイズ感だと思う、とも続けています。
- ミルは本体から外してカバーを開けられ、付属のブラシで中の粉を落とせます。水洗いはできませんが、ミルの手入れが難しい全自動も多いなかでは清潔に保ちやすいほうだと、実機を試した記事にあります。
- モードは豆から・粉から・ミルのみ・メンテナンスの4つです。ミルだけを回して、挽いた粉をハンドドリップに使うこともできます。
- 淹れ終わった粉はペーパーフィルターごと捨てられます。ペーパー代は1回あたり1〜3円かかると、実機を試した記事にあります。
- 蒸らし時間は約30秒です。
指摘されている弱点
- 保温は約20分で自動的に切れます。長く保温すると風味が損なわれるためで、延長も保温だけの運転もできません。保温の温度は約70℃です。保温が弱い、もう30分ほど再保温できないか、という声も公式ストアのレビューに出ています。
- 淹れ上がるまでに時間がかかります。メーカーの目安は3杯で約12分で、内訳はミルが最長5分、その間に同時に進む湯沸かしが約5分、そのあとのドリップが約7分です。実機を試した記事の実測では合計で約15分でした。
- 水タンクは取り外せません。内側に水量の目盛りもなく、ガラスサーバーの目盛りで量って入れることになります。
- ミルは使うたびに微粉が溜まります。細挽きで3杯淹れたあとは刃のあいだと管の掃除が要ると実機を試した記事にあり、豆が完全になくなる前に止めたほうがよいとも添えられています。掃除の目安は1週間に1度、豆の種類を変えるときは都度です。
- 動作音は大きめです。メーカーの公表値は最大66dBです(距離1m、ミル動作時)。騒音計を当てた実機を試した記事では85dB前後で、94dBに達した場面もありました。測り方が違うので2つはそのまま並べられませんが、どちらの値でも、使う場所や時間帯には気をつけたほうがよいと同じ記事に書かれています。
- ペーパーフィルターを前提に設計されていて、金属フィルターは推奨されていません。ドリッパーのリブの高さも6方向ドリップも紙フィルターに合わせてあり、そのぶんコーヒーオイルは少なめになると、メーカーのよくある質問に出ています。
- 一度に淹れられるのは450mL(3カップ)です。1杯分の水量150mLに対して出来上がりは120〜130mLで、マグカップで飲むなら2杯分で淹れることを勧める記述が、メーカーのよくある質問にあります。
Toffy K-CM9:濃さまで決めて、朝の分はタイマーで淹れる
¥29,700
こんな人に向くコーヒーの濃さまで自分で決めたい方。そのうえで、朝は手を動かさずに済ませたい方
設定する項目は5つあります。豆から淹れるか、粉から淹れるか、豆を挽くだけかを選ぶ操作モード、抽出温度、杯数、味わい、そして本体側の挽き目調節ダイヤルです。慣れるまでは挽き目と杯数の設定が難しいと検証記事にありますが、一度決めれば前回の設定が記憶されます。次からは同じ設定のまま淹れられます。毎朝ちがう淹れ方を試したい方でなければ、触るのは最初の一度です。
挽き目はダイヤルで無段階に、抽出温度はLOW・HI・アイスの3パターンから、味わいはマイルド・ミディアム・ストロングの3段階から選びます。味わいの3段階は注ぎ方の違いです。マイルドは止めずに注ぎ、ミディアムは蒸らしをはさみ、ストロングは蒸らしをはさみながらゆっくり注ぎます。同じ豆を、日によって濃くも薄くも淹れられます。
豆タンクに豆を入れておけば、淹れるたびに計量スプーンを出さずに済みます。タイマーを使えば、寝る前にセットしておいて、朝はポットに落ちたコーヒーを注ぐだけです。
豆は本体の上から入れ、水は背面の給水タンクに入れます。タンクは取り外せるので、流しで満たしてから戻すこともできます。電源コードは短めなので、置きたい場所にコンセントがあるか、先に見ておくとあとで慌てずに済みます。
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| 評価軸 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| モールの評価 | 4.49 / 5 | 196件で4.49。件数は3機種のうちいちばん少なく、平均は真ん中です。 |
評価されている点
- 挽き目調節ダイヤルは無段階で、粒度を段階に縛られずに決められます。ミルはコーン式です。
- 抽出温度はLOW(約83℃)・HI(約90℃)・アイスコーヒーの3パターンから選べます。LOWとHIでは抽出後に約30分保温されます。アイスコーヒーを選んだときは保温が働きません。
- 味わいはマイルド・ミディアム・ストロングの3段階です。マイルドは連続抽出、ミディアムは蒸らしながらの間欠抽出、ストロングは蒸らしながらゆっくり間欠抽出です。
- 全自動コーヒーメーカー10商品を用意した検証記事では、粒度と濃度を調節する機能はその10商品のなかでトップクラスに充実していたと評価されています。
- タイマーがあり、抽出と豆挽きの完了時間を最大24時間後まで設定できます。寝る前にセットすれば、朝は挽きたての一杯ができています。
- 豆タンクには120gまで入り、ドリップのたびに豆を量らずに済む自動投入構造です。一度設定すれば前回の設定が記憶されます。
- 給水タンクは本体から取り外して水洗いできます。ミルは下の刃こそ取り外せませんが、上のミル刃は取り外して付属のブラシで掃除できます。クリーニングモードは排出口・内部と給水タンク・豆挽き部の内部の3か所に分かれていて、汚れが気になるところだけを洗えます。
- 給水タンクは650mLで、一度に約5杯淹れられます。
- 試飲した10人のうち7人が香りに満足と答え、焙煎の香りをしっかり感じられたという声が出たと、検証記事にあります。
- 2杯分の抽出にかかった時間は5分16秒、抽出から1時間後の温度は60.6℃だったと、検証記事の実測にあります。
指摘されている弱点
- 味わいの評価は、モニターのあいだで分かれました。試飲した10人のうち5人が味わいのバランスに不満と答え、苦味や甘味に比べて酸味の強さを指摘する声が目立っています。同じ検証では、比較した10商品のほとんどがハンドドリップの味わいには及ばなかったとされています。
- 設定する項目が多く、慣れるまでは挽き目や杯数の設定が難しいと検証記事にあります。
- 給水タンクは本体の背面にあります。操作する面から見て真裏にあたり、上からも側面からも見えず、注水口も狭いので、準備に手間取る可能性があると検証記事にあります。
- 本体は幅17×奥行32.5×高さ43cmで、3機種のうちいちばん高さがあります。比較した10商品のなかではサイズが大きめだと、検証記事にあります。
- 電源コードは約0.8mです。比較した10商品の大半は1m以上で、やや短めだと検証記事にあります。
- 騒音計で測った稼働音は69.1dBです。実測値なので、メーカーが公表する測り方の値とは大小をそのまま比べられません。同じ検証では、比較した10商品がすべて60dBを超えていて、この機種は豆を挽く高いモーター音が響いたと書かれています。
- フィルターはペーパーです。使ったあとは捨てるだけで済む一方、使い捨てなぶん買い足しが要ります。
よくある質問
いま粉で買っているのですが、それでも使えますか
豆から挽くための3機種ですが、どれもコーヒー粉から淹れられます。ツインバード CM-D457 はメニューダイヤルで「粉から」を選び、ドリッパーに直接コーヒー粉を入れます。Toffy K-CM9 も粉から淹れられて、豆挽きだけを動かすこともできます。シロカ SC-A211 も豆と粉のどちらからでも淹れられます。
朝起きる時間に合わせて、淹れておいてもらえますか
朝の時間に合わせて淹れられるのは Toffy K-CM9 です。抽出と豆挽きの完了時間を指定でき、最大24時間後まで設定できると検証記事に書かれています。シロカ SC-A211 は、メーカーの製品仕様にタイマー予約機能なしと明記されています。ツインバード CM-D457 は仕様欄にタイマーの項目がありません。
紙フィルターは毎回買うことになりますか
紙を使わずに済むのはシロカ SC-A211 です。洗って繰り返し使えるメッシュフィルターで、買い足しは要りません。ただし、豆が当たってメッシュフィルターに穴が開いたという声が価格.comのレビューに複数出ていて、買い直すと4000円ほどかかるとも書かれています。ツインバード CM-D457 と Toffy K-CM9 はペーパーフィルターを使います。ツインバード CM-D457 については、1回あたり1〜3円のフィルター代がかかると実機を試した記事に書かれています。そのかわり、淹れ終わった粉はフィルターごと捨てられます。
まとめ
3機種とも、豆と粉のどちらからでも淹れられます。挽き方は任せて、置き場所を取らずに挽きたてを毎朝続けたいならシロカ SC-A211。挽いた粒の大きさを揃えて、湯温も選びたいならツインバード CM-D457。濃さまで自分で決めて、寝る前にタイマーをかけて、起きる時間に合わせて淹れてもらいたいなら Toffy K-CM9 です。
参考にした情報源
- ツインバードのCM-D457Bを実機レビュー!ハンドドリップの空間を生み出す全自動コーヒーメーカー - Rentio PRESS
- CM-D457型 のよくあるご質問と回答 | 株式会社ツインバード
- 【公式店限定5年保証】コーヒーメーカー 全自動 ミル付き 3杯用 CM-D457|ツインバード・ストア 楽天市場店
- Toffy 全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカー K-CM9 | 株式会社ラドンナ
- 全自動コーヒーメーカー SC-A211 | シロカオンラインストア
- Toffy 全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカー K-CM9をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証 | マイベスト
- 【シロカ公式】全自動コーヒーメーカー SC-A211 ステンレスシルバー|楽天市場
- 価格.com - シロカ SC-A211 レビュー評価・評判
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