モバイルモニター3機種を比較 JAPANNEXT・アイリスオーヤマ・I-O DATA

A modern, minimalist home office with clean lines, wooden floor, and ample natural light.
Photo: Zak Chapman / Pexels

ノートパソコンの隣に画面がもう一枚あるだけで、資料を見ながら書く作業は目に見えて楽になります。ただモバイルモニターは似た見た目の商品が並ぶので、売れている順に上から見ていくと、どこのメーカーなのか分からない一台に行き当たりがちです。メーカーが自社サイトに仕様表を出している3機種を選んで比べましたので、その結果をお届けします。

比べるのは、JAPANNEXT JN-MD-IPS156F2(19,770円)、アイリスオーヤマ DP-EF164S-B(24,800円)、I-O DATA LCD-YC163DX(25,482円)。JAPANNEXT とアイリスオーヤマが15.6インチ、I-O DATA が16型です。

価格の幅は5,712円。この幅で変わるのは、画面に一度に入る情報の量と、外に持ち出したときの見え方、そして立てて使うときに何が要るかです。

用途別の選び方

  • モニターアームに載せて使いたいなら → JAPANNEXT JN-MD-IPS156F2
    VESAマウント75mm(2穴/M4x3mm)に対応し、背面のキックスタンドとは別にモニターアームへ取り付けられます。USB-Cケーブル、miniHDMI to HDMIケーブル、USB-A to USB-Cケーブルとフェルトケースが同梱されます
  • 本体の軽さを優先して、机に置いて使うなら → アイリスオーヤマ DP-EF164S-B
    本体の質量は約650gで、本体の奥行は約1.2cm。液晶を守る保護カバーがそのままモニタースタンドになります
  • 一度に読める情報量を増やしたいなら → I-O DATA LCD-YC163DX
    解像度は1920×1200のWUXGAで、アスペクト比は16:10。フルHDより上下に120ドット広く、約11%多く表示できます

比較早見表

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商品名価格画面サイズ解像度アスペクト比質量表示色スピーカー端子
JAPANNEXT JN-MD-IPS156F219,770円15.6インチ1920×108016:9約700g26.2万色2Wx2USB-C×2(1つは給電専用)/miniHDMI×1
アイリスオーヤマ DP-EF164S-B24,800円15.6インチ1920×108016:9本体 約650g/カバー含む 約1.1kg1677万色1W+1WUSB Type-C×2/mini HDMI×1/AUDIO OUT×1
I-O DATA LCD-YC163DX25,482円16型1920×120016:10約770g(スタンド込み)1677万色0.5W+0.5WUSB Type-C×2/HDMI(ミニ)×1

価格・レビュー評価は2026-08-19時点で取得したものです。変動するため、最新の情報は各リンク先でご確認ください。

JAPANNEXT JN-MD-IPS156F2:アームに載せて、付属品をそろえずに始める

JAPANNEXT JN-MD-IPS156F2

¥19,770★3.33(3件)

こんな人に向くモニターアームを使いたい人、付属品を買い足さずに繋ぎたい人

3機種で価格がいちばん低いのは、この一台です。

削られていそうなのは拡張のほうかと思うと、そうでもありません。背面にキックスタンドがあり、さらにVESAマウント75mm(2穴/M4x3mm)の取り付けに対応します。すでにモニターアームをお使いなら、机の上に置き場所を作らずに一枚増やせます。

付属品はUSB-Cケーブル、miniHDMI to HDMIケーブル、USB-A to USB-Cケーブル、それに専用のフェルトケースまで。買ってから足すものを考えなくていいのは、初めて一枚増やすときには気が楽です。

気になる点が2つ。ひとつは輝度250cd/m2という値で、屋外や窓際の明るい席では画面が暗く感じる場面があること。もうひとつは表示色が26.2万で、写真や動画の色を詰めていく用途には向きません。仕事の資料とブラウザを開くための一枚、と割り切れる方には過不足のない構成です。

電源のとり方には癖があります。miniHDMIで映像を入れるときは、USB-C端子から別に電源を供給します。ノートパソコン側の給電能力が足りないと輝度が落ちたりブラックアウトすることもあるので、電源供給用のケーブルは手元に置いておきたいところです。

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評価軸評価コメント
モール評価3.3 / 5レビュー3件の平均値

評価されている点

  • ハイブリッド対応のUSB-Cが1つあり、対応する機器なら映像と電源をケーブル1本で送れる。ドライバの用意もいらない
  • 製品重量は約0.7Kg、奥行は14mmで、背面のキックスタンドで自立する。専用のフェルトケースが同梱される
  • VESAマウント75mm(2穴/M4x3mm)に対応していて、モニターアームに取り付けられる
  • 2Wx2のスピーカーを内蔵しており、会議や動画には足りる
  • 付属品にUSB-Cケーブル、miniHDMI to HDMIケーブル、USB-A to USB-Cケーブルが入っていて、別途買い足さずに繋がる
  • メーカー保証が2年付く

指摘されている弱点

  • 輝度は250cd/m2で、屋外や明るいカフェでは暗く感じる場面がある
  • 表示色は26.2万
  • 接続したパソコン側の給電能力が足りないと、輝度が落ちたりブラックアウトすることがある
  • miniHDMIで映像を入れるときは、USB-C端子から別に電源を供給する必要がある
  • 応答速度は最大25msで、内蔵スピーカーは音楽鑑賞には外部スピーカーが勧められている

¥19,770★3.33(3件)JAPANNEXTオンラインストア

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価格・評価は2026-08-19時点のものです。変動するため最新の情報はリンク先でご確認ください。

アイリスオーヤマ DP-EF164S-B:本体は軽く、立てるにはカバーが要る

アイリスオーヤマ DP-EF164S-B

¥24,800★5.00(2件)

こんな人に向く本体の軽さを重視する人、机に置いて使う時間が長い人

箱を開けてまず目に入るのは、画面を包むカバーです。

これがそのままスタンドになるので、立てて使うあいだはカバーを付けたままにします。本体だけなら約650gで3機種のうちいちばん軽いのですが、立てて使う状態、つまりカバーを含めた持ち歩きの重さは約1.1kgになります。カバンに入れて毎日運ぶつもりなら、見ておきたいのはこちらの数字です。

画面はノングレア(非光沢)で、映り込みや光の反射を抑えています。表示色数は1677万色。文字を読む時間が長い方ほど、画面に自分や照明が映り込まない作りが向いています。

引っかかるのはカバーの角度です。溝が浅く、調整は2段階。机と椅子の高さが合っていれば足りますが、ソファやベッドで角度を細かく変えたい使い方には物足りなく感じるはずです。Type-Cケーブルが側面から横に出っ張るのも、壁際にぴったり寄せたいときには気になります。

入力はUSB Type-C×2とmini HDMI×1、AUDIO OUTが1つ。出力にヘッドホン端子が1つ。映像出力機器によっては、Type-Cケーブル1本で映像入力と給電をまとめられます。最大消費電力は15W、定格スピーカー出力は1W+1Wです。

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評価軸評価コメント
モール評価5.0 / 5レビュー2件の平均値

評価されている点

  • 本体の質量は約650g、本体の奥行は約1.2cmで、3機種の本体だけを比べると最も軽い
  • 表示色数は1677万色
  • 映像出力機器によっては、Type-Cケーブル1本で映像入力と給電をまとめて行える
  • 液晶のキズや汚れを防ぐカバーが付属し、そのままモニタースタンドとしても使える。カバーはマット調で持ちやすい
  • 画面はノングレア(非光沢)で、映り込みや光の反射を抑えている
  • 付属品にType-C⇔Type-CのUSBケーブルとHDMI⇔mini HDMIのケーブルが入っている
  • 入力端子はUSB Type-C×2とmini HDMI×1、AUDIO OUT×1で、出力にヘッドホン端子×1がある

指摘されている弱点

  • 保護カバーの溝が浅く、角度調整は2段階。机と椅子の高さが合っていない場所では角度を追い込めない
  • スタンドがカバー側にあるため、立てて使うにはカバーが要る。カバーを含めた質量は約1.1kgになる
  • Type-Cケーブルが側面から横に出っ張るので、デスクの配置によっては邪魔になることがある
  • 定格スピーカー出力は1W+1W

¥24,800★5.00(2件)アイリスオーヤマ公式 楽天市場店

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価格・評価は2026-08-19時点のものです。変動するため最新の情報はリンク先でご確認ください。

I-O DATA LCD-YC163DX:縦に120ドット広い16:10と、3年の保証

I-O DATA LCD-YC163DX

¥25,482★5.00(1件)

こんな人に向く一度に読める情報量を増やしたい人、色域と保証の長さを重視する人

縦に120ドット広い、と言われてもぴんとこないかもしれません。

変わるのは、ブラウザや文書をスクロールせずに読める行数です。1920×1200のWUXGAはフルHDより約11%多く表示できるので、資料を開きながら文章を書く時間が長い方には、この一枚がいちばん体感に出ます。

明るさは最大500cd/㎡、コントラスト比は1300:1。DCI-P3カバー率99%(標準値、アイ・オー・データ機器調べ)の色域で、表示色は1677万色、10bit入力なら10億7374万色まで出ます。窓のそばや外で使う機会があるなら、この明るさが画面の見やすさを支えます。

保証は3年ですが、条件が付いています。1日の使用が12時間を超えると1年に短くなり、24時間つけっぱなしにすると対象外です。仕事のあいだ開いておく使い方なら、収まる線です。

USB PDパススルー(Dual-Role Power)にも対応します。この一台に充電器を繋いでおけば、そこからノートパソコンやスマートフォンへ給電できるので、ACアダプターを何個も持ち歩かずに済みます。ただし充電器は別売で、ノートパソコンに送るなら75W以上、スマートフォンなら32W以上のものが要ります。

割り切りもあります。タッチ操作には対応しません。スピーカーは0.5W+0.5Wなので、動画を人と一緒に見る場面では外付けを足したくなるはずです。スタンドの角度は無段階に変えられますが、メーカーが示すチルト角は10~80°で、80°より寝かせるとスピーカーの音が届きにくくなります。

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評価軸評価コメント
モール評価5.0 / 5レビュー1件の平均値

評価されている点

  • 解像度は1920×1200のWUXGAで、アスペクト比は16:10。フルHDより上下に120ドット広く、約11%多く表示できる
  • 最大輝度は500cd/㎡、コントラスト比は1300:1
  • DCI-P3カバー率99%(標準値、アイ・オー・データ機器調べ)の色域で、表示色は1677万色。10bit入力時は10億7374万色
  • メーカー保証が3年付く。ただし1日の使用が12時間を超えると1年になり、24時間連続使用は対象外
  • USB PDパススルー(Dual-Role Power)に対応していて、本体に繋いだ充電器からノートパソコンやスマートフォンへ給電できる。充電器は別売で、ノートパソコンへは75W以上、スマートフォンへは32W以上のものが推奨されている
  • 質量は約770g、最薄部は約7.4mm。約1.5mのHDMIケーブルとUSB Type-Cケーブル、キャリングケースが付属する
  • スタンドは本体一体型で、チルト角は10~80°の範囲を無段階に調整できる。左右90°のピボットにも対応する

指摘されている弱点

  • タッチ操作には対応していない
  • スピーカーの出力は0.5W+0.5W(ステレオ)で、80°まで寝かせるとスピーカーの音が届きにくくなる
  • 3機種の中で価格が最も高い
  • リフレッシュレートは最大60Hzで、垂直の対応範囲は59.9〜60.4Hz

¥25,482★5.00(1件)楽天ビック(ビックカメラ×楽天)

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価格・評価は2026-08-19時点のものです。変動するため最新の情報はリンク先でご確認ください。

よくある質問

Type-Cケーブル1本で繋げば、電源はいらないのでしょうか

つなぐ機器によって変わります。JAPANNEXT JN-MD-IPS156F2 は映像と電源を1本で送れるUSB-Cを備えていますが、miniHDMIで映像を入れるときはUSB-C端子から別に電源を供給します。アイリスオーヤマ DP-EF164S-B も映像出力機器によってはType-Cケーブル1本でまとめられます。I-O DATA LCD-YC163DX はUSB PDパススルーに対応するので、モニター側に充電器を繋いでおけば、そこからノートパソコンへ給電できます。ただし充電器は別売で、ノートパソコンに送るなら75W以上のものが要ります。

15.6インチと16型では、机の上でどのくらい変わりますか

アイリスオーヤマ DP-EF164S-B は本体が幅約35.3×奥行約1.2×高さ約20.9cmで、カバーを含めると幅約35.7×奥行約1.6×高さ約21.7cm。JAPANNEXT JN-MD-IPS156F2 は高228mm×幅362mm×奥行14mmです。I-O DATA LCD-YC163DX は表示区域が344.68mm×215.42mm。幅は3機種で数cmの範囲に収まるので、置き場所より、立てたときの奥行と角度のほうが問題になります。

内蔵スピーカーだけで足りますか

出力は機種で差があります。JAPANNEXT JN-MD-IPS156F2 が2Wx2、アイリスオーヤマ DP-EF164S-B が1W+1W、I-O DATA LCD-YC163DX が0.5W+0.5W。ひとりで会議に出たり動画を見るぶんには足りますが、音楽を聴いたり人と一緒に見るなら外付けのスピーカーを足したくなります。ヘッドホン端子は3機種ともに付いています。

まとめ

3機種とも非光沢のパネルで、Type-C接続に対応します。分かれ目はここから先です。

モニターアームに載せたい、ケーブルを買い足さずにその日から繋ぎたい。そんな方にはJAPANNEXT JN-MD-IPS156F2。屋外で使う機会が少ないなら、輝度の値は気にならないはずです。

机に置いて使う時間がほとんどで、本体をできるだけ軽くしたいなら アイリスオーヤマ DP-EF164S-B。ただしスタンドはカバー側なので、持ち歩く重さは約1.1kgで考えておきます。

一度に読める行数を増やしたい、色にも気を使いたい、長く付き合うつもりだ。そういう方にはI-O DATA LCD-YC163DX。16:10の画面とDCI-P3カバー率99%、それに長期保証が5,712円の差で付いてきます。

参考にした情報源